
アギト(江田剛)
言葉なき暗殺者。身体を油圧式の機械で改造され、斬られてもなかなか死ねない復讐の鬼としてヴァリアの前に現れた。マスクはスチームを原動力とした生命維持装置として使われる。目的の為には己の命を顧みず時として友すら斬り捨てる冷酷さを持つ。

ラル=アヴェーヌ・ダ・テーレ(江田剛)
アヴェーヌ家の跡取りとして産まれた明るくヤンチャで女好きの不良貴族。ジャック団長を師として、時には父のように慕い、親友のラファエルと酒を交わしながら平和な日々を送っていた。

ノア(トミタ栞)
廃工場に佇む盲目の歌姫。彼女は人間とは異なる存在であり、この世界に存在しないはずの『電気』を産み出すことが出来る不可思議な少女である。その性格は無邪気で無垢な子供のよう。
【ヴァリア家】

キッド=エンゲル・ヴァリア(小川優)
数年前に病を患い亡くなってしまった少年。ベロニカ総統が革命戦争を起こすキッカケとなる。ドミニク博士の技術によって復活を果たしてから『神の子エンゲル』として国民に崇め奉られるがその実態は……。

ラファエル=バルセロナ・ダ・テーレ伯爵(楚南慧)
ラルのかつての旧友であり、現在はヴァリア家の側近として生きる貴族。「ノブレスオブリージュ(貴族の義務)」を信念としながら高貴な生き方を胸に抱いている。革命戦争の直前、病で先の永くない婚約者の話をしていた。

ヴェルデューゴ大佐(薗一輝)
「世界の全ては運命によって決まっている」を信念とする軍人。美しい終わり方を求め、自らの死に場所を追い求めて闘争の果てを探している。ネクロドール(屍体人形)を率い、最大の敵としてアギトたちの前に立ちはだかる。

マシュー少佐(井川勇樹)
ヴァリア家に仕える未来のある軍人。その若さでありながら少佐のポジションまで実力一つで成り上がってきたが、捨てきれない心優しさから決断の場面において足を引っ張ってしまうこともある。

リー・ウォン(久木田菜々夏)
東洋の大陸からテーレ帝国に送り込まれてきた女スパイ。飄々とした性格で掴みどころがなく、彼女の目的が何なのかは依然として不明。交渉材料を手にヴァリア家へと近づくが……。

ゼロ / シモン(冴木柚葉)
シムラクルムの弟であり、自身も若きアサシンとして潜入任務を行っていたが『エンゲル蘇生計画』の実験材料として使われてからはネクロドール(屍体人形)に改造されて兵士となる。

ダミアン=ヴァリア(加納義広)
エンゲルが亡くなった際に『穴埋めの代用品』として拾われた養子。ハリボテの権力だけは持っているが自身が代わりであることをコンプレックスに感じ、『二号』と自称している。

ジゼール(針谷早織)
ダミアンのフィアンセ(婚約者)、彼のどこに魅力を感じたかは分からないが心酔しており「2人そろって1人」と言わんばかりのコンビネーションを魅せる。どうやらIQは低い。

ドミニク博士(佐野遥喜)
総統閣下の下で働くヴァリアの頭脳。ネクロドール(屍体人形)を創りあげることに快感を感じるマッドサイエンティスト。レオナルド・ダ・ヴィンチとはかつて研究を共にしており、強いコンプレックスを感じているようだ。

ベロニカ=ヴァリア総統閣下(袋小路林檎)
テーレ帝国を統括する新たな総統。5年前に国を支配する為、平和と自由を目的としたクーデターを起こし1万人以上の命を奪った。現在はネクロドール(屍体人形)の開発に総力をあげている。
【シーカーリウス】

ジャック・ダ・テーレ(田中彪)
かつてテーレが「共和国」を名乗っていた時代に王家に仕えていた騎士団の長としてラルやシムラクルム、アラネアたちの師範を務めていた。敗戦後は酒に溺れやつれ果てるが、「アギト」と化したラルとの再会により再びを剣を握る。

シムラクルム(青柳伽奈)
暗殺者の一人。名の意味は「蜃気楼」かつてジャックを師とした王国騎士団に仕えていた。感情をあまり表に出さず淡々と任務遂行を続けるが、アラネアとの会話時はペースを崩されがち。弟のシモンを深く愛している。

アラネア(内田大地)
暗殺者の一人。名の意味は「蜘蛛」シムラクルムとは真逆でド派手で自由な戦いの場を求め、扱いやすい短刀と鋼鉄製の糸を武器に暴れまわる。シムラクルムのことを「シムラちゃん」と愛称で呼び、常に求婚をしている。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(前中りょう)
暗殺ギルド「シーカーリウス」の総指揮を務める者。飽くなき探求心を持つ、掴みどころのない男。本人曰く「ただの天才」らしい。かつてはネクロドールの開発にも携わっており、今はアギトたちに力を与える為、武具の開発に勤しんでいる。

ニーチェ(坂本七海)
レオナルドの助手として働く哀れなメイド。常に彼に振り回され、丁寧な対応で接する唯一の常識人……に見えるが時として彼女の頭のネジもぶっ飛ぶ時がある。

ゾエ(下田愛璃)
女性でありながら一級品の刀を打つ鍛冶職人。クールで淡々とした性格。ノアの電気・レオナルドの頭脳と出逢い、シーカーリウスを高みへ上げる武器を打つことに。父を革命戦争で失っている。
【ドラァグクイーン】

サミュエル(山下新生)
誇り高きドラァグクイーンのメインダンサー。強く、優しく、大胆にカリスマ性を発揮している。自らの姓認識は男性であるが自由への憧れと象徴としてドラァグクイーンの道を歩むことになる。

ヴィーナス(フクヤマムサシ)
女性らしさ満点のドラァグクイーン。基本的に泣いてばかりで踊りも上手とは呼べず、フェーリスからいつも説教を受けている哀れな子猫ちゃん。

フェーリス(澤田遊)
彼女は『どちらでもない』ドラァグクイーン。サミュエルに心酔し、ショーに対しての誇りを持っている。ヴィーナスが真面目に踊れないことへの怒りを持っている。
【無所属】

サンドラ=アヴェーヌ(美津乃あわ)
アヴェーヌ家の母。王家直属の貴族であり、ベロニカ総統によって革命戦争で命を落とす。優しき親としてラルの成長を見守ってきた。今はベロニカ総統の罪の意識として現れることに。

オリバー(山中翔太)
盗賊の少年。優しく、強くなりたいと願う可愛げのある男。姉であるフィンと常に行動を共にし、ヴァリア家の兵士に追われていたところをアギトに救われる。

フィン(藤井彩加)
オリバーの姉。神を信仰する優しき女性。ヴァリアの制定した異教徒虐殺法により追われる身分に。常日頃から敬語口調で話している。


ミーレス(アンサンブル/大塚悠斗、次郎)
時には兵士、時には軍人、時には技の一部になり、そして時には貴族になる大忙しの人たち。